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Waldorfschule(シュタイナー学校)からMontessorischule(モンテッソーリ学校)への転校について

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Waldorfschule(シュタイナー学校)からMontessorischule(モンテッソーリ学校)への転校について

みなさんこんにちは。ドイツからSunnyです。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

今回はたまにお問合せをいただく、シュタイナー学校(ドイツ語ではWaldorfschule)からの転校時の話をしたいと思います。

2022.10.09ラジオ配信回の書き起こしです)

 

我が家の場合は、6年生開始時にシュタイナー学校からモンテッソーリ学校へ転校しました。 

 

転校理由は簡単に言うと、娘の中で勉強への向上心が強くなり、シュタイナー学校のゆっくり学習だと満足しなくなってきたことと、英語の先生に不満を募らせたのが大きな理由でした。転校については、過去記事にざっくり書いたのでご興味ある方は是非ご覧になってください。 

  

<我が家がシュタイナー学校から転校を決めた理由とは?【学校との相性】>
<ドイツ国内の私立学校探し&途中編入で気を付けたいこと。【タイミング&開始時期】>

転校時の私の気がかり

転校を決めた時に一番気がかりだったのは、シュタイナー学校には1-6で表されるZeugnisnoten(成績指数)がないので、本人の学力が計れなかったことと、公立ギムナジウムで使われている5年生の問題集や教科書を復習したときに、シュタイナー学校で使われていない表現や単語が多くてわからない部分がたくさんあったことでした。 

 

それでも本人は、親戚の年上の子どもたちが大学進学をしていたのもあり、同じく大学進学を希望していました。

その本人の希望を考慮しつつ、最初は6年生からのギムナジウムへの転校、または最初はレアルシューレへ転校して、ギムナジウムに編入の道も考えました。 

 

ですが、田舎では近場の学校の数が極端に少なく選択肢に限りがありまし

八方塞がりで振り出しに。その後の打開策はインスピレーションで得た

元々いつかは娘が生まれたミュンヘンへの移住を考えていて、兼ねてから種まきをしていた私は、これはチャンスかもと思いました。

そうして、娘にミュンヘンへの引っ越しを提案したら、むしろ喜んでくれました。

そこから一気に学校の選択肢が大きく広がり、5年生から始まるラテン語のある学校などを消去して残ったのが確か20校ほどでした。

ただ、6年生からのあきがあるか、シュタイナー学校からの転校が可能かを公立学校にメールで問い合わせても、返信がこないことがほとんどでした。

郷を煮やして電話で問い合わせると、そもそも成績表がないシュタイナー学校からの転校は本人の学力が計れないことと、学校の近所に住所がないと申請すらできないことを知り、断られました。それから、通常5年生から始まるギムナジウムは、6年生であきができることは珍しく、ほとんどチャンスがありませんでした。

 

この時は、アパート探しもなかなか思うように進まず、学校探しも振り出しに戻ってしまい、八方塞がりになりました。

ちょうどイースターホリデーがおわり、4月の末頃でした。 

 

夏休みまでどころか、できるだけ早く学校もアパートも決めなくてはいけないプレッシャーで、パソコンの前で頭を抱え、どうしようかと悩みました。

そんな時に、頭の中にバーンと「モンテッソーリ」という言葉が浮かびました。

そうして、ギムナジウムのあるモンテッソーリ学校を探し出し、メール連絡したらトントン拍子で、Probetag(Schnuppertag)というトライアルデイ、一日学校に来て授業を受ける体験学習日が決まりました。

そう、人は窮地に追い込まれると、馬鹿力ならぬ、驚くようなインスピレーションが降ってくる時がありますよね。

 

Probetag(体験入学)時の娘の感想。

体験学習では、モンテッソーリ特有の縦割りクラスで、4.5.6年生が同じクラスで学習し、それぞれがそれぞれの学年に合わせた学習をしています。わからないところは、上の学年の子に聞いたり、上の子は下の学年の子に教える中で復習できるメリットがあります。 

 

当時、娘が通っていたシュタイナー学校のクラスは、親から見てもまとまりがないように感じていたのですが、このモンテッソーリ学校での体験授業は、娘にとっては、新しい環境でワクワクしたようでした。それから、シュタイナー学校には教科書がないのですが、体験学習では教科書をもらいながら学習できたのも新鮮だったようです。

その後、入学希望を出してすぐに学年主任の先生と私だけで2社面談があり、他州からの引っ越しであることも考慮していただいたのか、入学許可をもらいました。それと同時に困難を極めたアパート探しもなんとかして終わりを迎え、無事に引っ越し先も決まったんだですね。 

 

新しく始まった学校での学習の様子。

娘にとって新しく始まった学校では、最初は結構わからない部分がありました。算数で使われている言葉が違っていたり、国語であるドイツ語の授業でも、アカデミックなことを習っていなかったので、例えば、文の中で主語や動詞、前置詞などの分類がわからなかったそうです。

 

ただ、モンテッソーリは縦割りクラスなので、わからなくても、下の学年の子たちの勉強内容を見て学べるのと、先生に質問すれば明確な答えを教えてくれるのもあり、毎日集中して聞いていたら、数週間で授業についていけるようになったそうです。

 

これは、縦割りクラスであったことと、テストがたくさんあったわけではなかったので、それほどストレスを感じずに馴染めたのかなと思います。

算数に関しては授業が進んでいたのと、先生が理不尽な方だったのもあり、全くやる気がなくなり、算数はSchülerhilfeに一年通いました。Schülerhilfeは放課後の塾みたいなところで近隣の学校に通う生徒が通ってくるところなんですが、日本の塾とは大きく違い、どちらかというと学校で出された宿題をSchülerhilfeの先生と一緒に行う感じでした。クラスには同じ学年の生徒が何人か通ってきます。Nachhilfeのようなマンツーマンではないです。 

 

でも、算数に関しては学校の先生が苦手でやる気がなかっただけで、理解力はあったので、朝のFreiarberitで担当する先生から、通う必要はないと判断してもらい、一年でやめました。ちなみにSchülerhilfeは、初回は一年縛りがありました。 

あとは、6年生で始まった第三か国語であるフランス語については、本人が好きになれず、フランス語の先生と私の二者面談をしたときに、家庭での予習復習が必要だと言われ、こちらもSchülerhilfeに通いました。 

 

そんな感じで、転校してからの最初の一年は、Schülerhilfeを利用しながら、私も学習について気が張りました。ただ、先程もちらっとお話ししましたが、モンテッソーリ学校は、朝に1.5時間のFreiarberitという、主に宿題をする自習時間が設けられており、この時間にフリーの先生に質問もできるし、クラスで理解しているクラスメイトに教えてもらったり逆に教えたりできるので、私が宿題を見る必要はありませんでした。 

 

ちなみに、宿題は多いものだと2週間から1ヶ月後くらいの締め切り日を先生が伝えるだけで、あとは自分達で学習計画をたてます。朝の一番集中できる1.5時間に学校で宿題をする時間が毎日あったのは、仕事や家事で手一杯のひとり親家庭、しかもドイツ語を教えられるようなスキルが足りない日本人の私にとっては、かなりありがたい制度でした。  

モンテッソーリ学校の一日の滞在時間

最後に、学校滞在時間についても書いておきます。娘の通ったモンテッソーリ学校は8:30から15:45までと、一日、学校がありました。

学校には、シュタイナー学校同様に、小学校1年生から13年生までクラスがあります。

12時台や遅くても14時で終わる公立学校が多い中、小学校1年生から4年生にとっては、学校滞在時間が長く感じるかもしれませんが、4年生までは放課後アクティビティが充実していました。

高学年は、他の公立学校と比較しても、学校開始時間が早いか遅いかの違いだけで、学校滞在時間は同じかもしれません。

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