ドイツの子育て

シングルママ歴14年。ドイツ人元夫とシンママの私の共通点。

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シングルママ歴14年。ドイツ人元夫とシンママの私の共通点。

先日、女子力の高いパパ友(日本人)とおしゃべりをしていて、何ともなく聞かれたことがありました。

パパ友一家とは、家族ぐるみで仲良くしてもらっていて、奥さま(ドイツ人)もとっても良い人で大好きなご夫婦です。

そんなご夫婦に

「シンママだと子どものことを含め、あらゆる悩みや相談や決断をどうしているのかと2人(夫婦)で話すことがあるんだ」

と。

彼らご夫婦はとっても仲良しで子だくさんに恵まれ、最初のお子さんのときは経済的に大変な状況の中、夫婦で力を合わせて乗り越えたそう。

今なおパパさんも お子さんや奥さまと過ごす時間を大切にし、転職時には家族と過ごす時間を第一優先にして決断したそう。 

その過程には いつも夫婦の間で相談があり、対話があり頼り頼られ2人で決めて乗り越えてきた、と。

聞くのを忘れたけどそりゃ喧嘩もあるだろうし(そう見えないけど)、  

 お互いにもしかしたら不満もあったかもしれない。

けれど文化や人種の違いを乗り越えて、こんなにお互いを 信頼して 尊重して   

なおかつ家族というチームを強固にして 絆を深めているのは素晴らしいなと純粋に思いました。

シングルママ歴14年。子どもに関する悩みや決断はどう解決しているのか?

そんな彼らの夫婦関係を羨ましく思いながらも、シンママ歴約14年の私の場合も、一人で決断することはまずありません。

娘が半分ドイツの血をひいているし、そもそも娘の意見も尊重し、娘に関することで相談したいことがあれば、別居時も、離婚後も

基本的にメールか電話で元夫に、父親としての意見を聞いています。上記のパパ友夫婦のように信頼できる友達や、悩みの内容によっては娘の祖父母に相談することもあります。

相談する上で大切にしていることは、娘の性格や個性を長いこと知っていて、かつ充分理解している人であることと、

私自身の子育てについて、ある程度理解のある人に絞っています。

その前提がないと、ゼロから説明する必要があり、1時間で終わるところを5時間くらいかかってしまうためです。

また、相談内容によっては女性特有の感情的思考ではなく、男性特有の理性的思考を知る必要もあるので、

日本在住時には、兄たちに意見を乞うこともありました。

ドイツ移住後は、ドイツ在住歴の長い方や、ドイツ人またはドイツ文化に精通している方かどうかというのも

相談相手として選ぶには重要でした。

元夫と私の場合、夫婦としては成り立たない、融合しない何かが(個人の文化の違いと言語の壁など)2人の間の根底にあり

かつ 一緒に住むこと自体生理的に難しかった ので、離婚したのですが

唯一、 2人の間に共通した価値観がありました。

それが「子育てに関すること」。

元夫と私の子育てに関する共通した価値観とは?

超自立型の娘は、基本的に自分がしたいこと・やりたいことがはっきりと決まっているので

有無を言わさず、元夫も出来る限りそれを応援しています。

経済的に応援できない場合は、父と娘の2人で対話し納得させるか、打開策を一緒に考えたりします。

それは私も同じです。

ただ、元夫も私も娘ほど大きく明確な夢を抱いたティーンではなかったため、

そんな自分たちから生まれた真逆の道を行く彼女に対して、全力で応援してあげたいし、ある種の誇りみたいなものを感じるのかもしれません。

(多くの親が感じることかもしれませんが。親バカ失礼します)

数年前に、別の州へ転校・引っ越しをする際にも、長々と1時間以上別国に住んでいた元夫に国際電話をして相談しました。 

日々の小さなことは ティーンである娘と私が基本的に対話をして、とことん話し合いますが、

男性的意見が必要なときは、信頼できる人に聞いて、なるべく私だけの視点のみで決断をしないようにしています。 

おまけ話

そういえば。

離婚時、20代半ばすぎの若い新米ママであった私は、小さな娘と一緒に日本に住んでいました。

当時、時短ワークをしていた職場の先輩ママに、離婚理由についてあれこれ聞かれて、面倒くさくなって真面目に答えたことがありました。

「私たちは夫婦としては相入れないものをお互いに持っていたのだけれど、子育てに関する価値観は同じでした」と。

すると、

「子育てに関して同じ価値観なら、私(先輩ママ)なら離婚しないな

と、その後なぜか説教されたことを思い出しました。笑

ただ・・ 

夫婦仲も悪く、子どもにヒステリックに当たり散らしていることを 

わざわざ職場で愚痴り、職場でも同じ部署の弱者イジメをしていた彼女。

内心、アンタに言われたくないわ、と思ったことを思い出しました。(だから全く言葉が響かない)

夫婦の形、幸せの形は十人十色なんですよね。

子育てのあり方も人それぞれ。

最終的に子どもも親も人として成長でき、その成長過程が幸せなものだと思えるのであれば、それで良いのではないでしょうか。

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