12月24日。
ドイツの多くの家庭では、クリスマスツリーの飾りつけをする日です。
もちろん、信仰の種類や住んでいる地域・州・家族の習慣にもよりますが、
BW(バーデン・ヴュルッテンブルグ)州及びBY(バイエルン)州で出会った
ドイツ人家庭では、24日クリスマスツリーの飾りつけをする家庭がほとんどでした。
そんなドイツの家庭生活にかかせない、クリスマスツリー。(Weihnachtsbaum)
クリスマス前の日曜日を第4アドベントと数えて、
第1アドベントの始まる11月末または12月初頭から
街の広場で本物のクリスマスツリーが売られ始めます。
クリスマスツリー市場は、Weihnachtsbaummarktです。
お住まいの地域で探したい場合は、以下のワードで探してみてくださいね。
- Weihnachtsbaumverkauf 〇〇(街の名前)
- Christbaumverkauf 〇〇(街の名前)
ミュンヘン市内だけでも、こんなにたくさん購入できる場所があります。
まさに、いたるところにあります。
ドイツの本物のクリスマスツリー。マーケットでの価格は?大きさは?
私のブログ記事含め、どのドイツ関連記事もそうですが、
「ドイツ」と単純にひとくくりすると語弊があります。
旧東ドイツ・旧西ドイツではかなり違いがありますし、
ドイツ北部と南部でもまた違いがあります。
今回は、私が過去8年で経験した
ドイツのクリスマスツリー市場の経験を元に
書きたいと思います。
ドイツ南西部にあるBW州では、田舎の方になると
180cm~2mくらいの大きなクリスマスツリーが大体65-75€くらい、
120cm~150cmくらいの小ぶりのクリスマスツリーだと、大体15-35€くらいでした。
また、オーガニックツリーになれば、上記の価格が約倍になるものもありました。
ドイツ南東部にあるBY州でも、田舎の方はBW州と同じ感じでした。
ミュンヘン街中だと、180cm以上のものは100€近くなるかもしれません。
今年は、例年になく時間にゆとりがあったので
ミュンヘン郊外のマーケットをいくつか見て回りましたが
卓上にぴったりな、50cm前後の小さい可愛らしいツリーもありました。↓
小ぶりの150cm前後のツリー↓
ちなみに我が家は、車に入らない(屋根の上にも付けられない)ため、
基本的に150cm以上のものは購入しません。
今年も、小ぶりの120cmのものを20€で購入しました。
持ち運びしやすいように、
お兄さんが幹の下をチェーンソーで綺麗にカットし、
専用機械でネットに包んでくれます。これ、便利。
お兄さんの足元にある、こびとみたいな木が我が家のツリー。
ドイツのクリスマスツリーの飾りつけ。
クリスマスの飾りつけも、各家庭で様々かと思います。
調べると、キラキラ電飾を始めたのはアメリカが最初だとか。
ドイツでも電飾はよく見かけるようになりましたが、
元々クリスマスは宗教的物語が背景にあるので
教会は、アダムとイブが禁じられた食べものを食べた果物の象徴として
赤いリンゴを木にかけたことが始まりとなり、
クリスマスツリーに赤いボールをかけるようになったそう。
ツリー飾りの他に、日本にはないものとして
キリスト生誕をモチーフにした模型(Krippe)を
ツリーの下に置いたりします。(昨年撮影のもの)↓
小さいものから大きいものまで様々。
上記画像は、どちらも大きいサイズのものでした。
毎年クリスマスの時期になると
クリスマスマーケットや一般家庭でも
見ることができます。
最後に。
敬虔なクリスチャンやカトリックではなくても、
やはりヨーロッパでのクリスマスは
なんだか特別なものに感じます。
あくまでも個人的な見解ですが
「お祭り」というより
厳かで静かに「家族で祝うもの」といった印象。
よく言われますが、日本の「お正月」と同じですね。
各ご家庭のツリーを見させてもらうだけでも、
結構アイディアをもらえるので、この時期の楽しみの一つです。
(今年はコロナで断念ですが)
昨年お呼ばれして行った仲良しドイツ人ママ友宅では
こんな完成度の高いクリスマスツリーが飾られていました。
皆さまも、良いクリスマスを。
メリークリスマス♪
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