ドイツの子育て ドイツへ移住

現役シンママが再移住9年目に思う、ドイツでシングルマザーとして生きるということ。

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現役シンママが再移住9年目に思う、ドイツでシングルマザーとして生きるということ。

私がシングルマザーになったのは、娘が3歳になるちょっと前でした。

 

「離婚しよう・・」

 

と、決断するには大分長いこと紆余曲折がありました。

 

そしてその後にくる、何とも言えない

「孤独感」

「挫折感」

「不安感」

に、真正面から向き合い乗り越えるまでには、

更に長い時間がかかりました。

 

シングルマザーとして、生きていくということ。

シングルマザーとして、子どもを育てていくということ。

 

国際離婚後13年が経過し、

8年前にはシングルマザーとしてドイツへ再移住し

15歳になるハーフの娘を育てる現役シングルマザーの私が思う、

海外で子どもを育てるということについて、

書いておこうと思います。

 

では、さくっと目次です。

 

シンママ子育てで、私が最初に決めたもの。「教育方針」。

シンママ(シングルマザーの略)に限らず、

一人親だろうが、パパ・ママ揃っていようが

子どもを育てる環境はひとそれぞれですよね。

 

ですが、言葉環境文化何もかも日本とは違う国

一人で子どもを育てようと思ったら工夫する必要があります。

 

それは何か?

 

あくまでも、ドイツで一人っ子の娘を育てる私の場合です。

 

お子さんの人数や

あなたが置かれている環境によって

各ご家庭で価値観は違うと思いますが、

 

お子さんを「どう育てたいか?」

またはお子さんが「どう育ちたいか?」

 

ということに関わってくるので、

参考程度にしてください。

 

ポイント

まず、子育ての大前提ともなる

我が家の教育方針は

「自分の道は自分で決め、

自分の人生を

自分の足で歩ける

自立した人に育てること」

です。

 

この教育方針を常に頭の片隅に置き、

この15年間に

私がいつも意識していたことを書いておきます。

 

ドイツでシンママ。シンママ子育てに必要なこと。

  1. 24時間、毎日毎週、ずっと子どもに対する責任がのしかかるので誰かの助けが必要になる。
  2. 家庭の経済状況について把握し、悪ければそれを改善するために、常に努力し続ける必要がある。
  3. 私自身が言葉の壁、他人とのコミュニケーションの恐れを克服する必要がある。
  4. ドイツ人社会での子どもの学力について、気を配る必要がある。
  5. 住んでいる国の社会情勢や政治情報などに、アンテナを張っておく必要がある。
  6. 子どもの成長に合わせて、食事の栄養バランス等を考慮する必要がある。
  7. 友人関係を把握しておく必要がある。
  8. 安全に住める地区、学区を把握しておく必要がある。
  9. 他人からのシンママ&外人である自分への先入観について考慮する必要がある。

 

先に結論を書いておくと、

子育てをする上で

1の「誰かの助けは絶対的に必要」

そのためには、

 

2の「家庭の経済状況を把握し改善する努力」

を続け「自立した生活」をすることが

大前提にあります。

 

また、3と5と6は

「お金と時間で解決できる道」を

探せば良いだけで

 

4と7~9は、いつもアンテナを張っておけば

自然と情報が入ってくるし、

日常的に直感を磨いていたら

自分から必要な情報を聞き出すことも可能です。

 

そんなことを毎日繰り返していれば

適したタイミングで

適した決断を下せる体質になります。

 

実は私は日本でもシンママ生活を

5年経験していますが

上記全ては、日本に住んでいても

まったく同じことを感じました。

 

子育ての分業。日本でもドイツでも感じた重い責任感。

ぶっちゃけ、離婚しても

信頼できる親族(親とか兄弟姉妹)とかいたら

子育てはある程度手分けしてできるよね、

と、素直に思います。

 

結婚相手が

子育てや家事に協力的な相手だったら、

「さぞかし子育てが楽だろうに!」

なんて心底思った時期もありました。

(今は様々なケースがあることを理解しているので

大した理想は抱かなくなりましたが)

 

そう。

子どもの人数や性格にもよりますが、

大人の数以上の子どもがいる場合

一人で全ての子どもを育てるには、結構しんどいです。

 

しかも、海外生活となると

日本と勝手が違うので

更に重い責任が半端なくのしかかってきます。

  • 言葉の壁
  • ドイツ人との人間関係
  • 経済的自由
  • 子どもとの時間
  • ドイツの社会生活

 

シンママに限らず、

国際結婚してドイツに住んでいようが

日本で普通に子育てしていようが

子どもの性格によっては限界があるだろうし

ママだって四六時中

仕事と家事と雑務と子育てをし続けていたら、

気が狂いそうになることもありますよね。

 

国際離婚後ドイツへ子連れ再移住した

ちょっと変わった選択をした私は

その自分が選択した道ゆえの

子育てへの重い責任は相当なものです。

 

私はこれを、娘がイヤイヤ期絶頂の3歳前頃に

早々に感じ「挫折感」と「孤独感」を

嫌というほど感じました。

日本でシンママ。世間からの言葉とモラハラ上司からの一撃。

おまけに、15年程前の日本の地方都市での

世間からのシングルマザーへの目は

良くも悪くも、しんどいものがありました。

 

「若いし、どうせろくに子どもの世話していないんでしょー」

「シンママなんて大変ねぇ。頑張ってね!」

「本当に大丈夫?ちゃんと生活できてる?」

 

そうして、小さい子どもを育児放棄して

死なせてしまったシンママの事件があれば、

 

「sunnyさんのところは、大丈夫ですかぁ?」

 

と、男性上司に

デリカシーのかけらなど微塵も感じない

薄っぺらいモラハラをされるわけです。

 

もしかしたら、

結構日本のシンママあるあるかもしれませんが。

 

ちなみに私の場合

日本の母はすでに娘が生まれる前に他界、

父は大人の発達障害の疑いが強く

きょうだいも、子育て・仕事・介護などがあり

日本の家族に子育ての分業依頼をすることは

難しかったという背景があります。

 

ドイツでシンママ。びっくりするほど楽になった私の子育て。

そんなドロドロした心の葛藤を抱えて

シンママになった私が常に感じていたことは、

経済的自立をするためには

「”自分以外の誰かの手”がないと、

シングルマザーでの子育ては難しい」

ということでした。

 

そんな私は、当時2歳だった娘の

10年、15年先を見越して

ドイツの娘の祖父母と良好な関係を築き

(正確に言うと15年かけて努力している)

ドイツ人元夫とも、

相当な感情の課題がありましたが

事務連絡だけはできる関係でいられるよう

努力しました。

 

そして現在。

再移住後からずっと

元義両親には相当お世話になり

元夫と娘もよく遊ぶようになり

元義姉にも子育てを助けてもらい

本当に、楽です。

 

ちなみに、

イースター、夏休み、クリスマスは

数日間、または1週間以上

娘が祖父母宅へ行くので

日本にいた時には経験したことのなかった

自由な時間を贅沢に使い

完全独身生活を謳歌しています。

 

ドイツと日本。シンママ子育てはあなたの環境次第でいかようにも変わる。

シングルマザーでの海外移住は

移住先の国の社会情勢や

言語、文化、宗教、地域によって

充実度が大分変わってきます。

 

ドイツに限って言えば

そして誤解を恐れずに言えば

 

旧東ドイツと旧西ドイツ、

ベルリンとミュンヘンだけでも

治安の良さ悪さが大分変ります。

 

その分、物価も家賃も変わります。

集まってくる人も変わってきます。

 

州が教育にかける予算も変わりますし

言語の精度も変わってきます。

 

それが子育てにどう影響するか

多角的視点を持って、

移住前に移住先候補地の情報を集めることは

必須です。

 

そして、どこに移住しようが

もし仮にあなたにドイツに頼れる

友人や親せきやご家族がいないのであれば、

シングルマザーでの子連れ移住は

現在はコロナの影響もあり、

全くお勧めしません。

 

言葉は厳しいですが、

コロナについての国の政策一つとっても

日本のぬるい対応に慣れてしまうと

ドイツの白黒はっきりした

厳しい制度にうんざりするかもしれません。

 

逆にドイツの手厚い社会保障や制度に

心がなびくかもしれません。

(それにはドイツ語力が必須ですが)

 

お子さんの移住時の年齢にもよりますが

仮にお子さんが小さいのであれば、

3年、5年、10年、15年先の生活までを見越した

準備は必要です。

 

つまり、潤沢な資金は絶対的に必要です。

資金がなければ、資産ともなる

頼れる人脈が絶対的に必要です。

 

自分が仮にぶっ倒れて働けなくなっても

生活資金が止まらない保険や仕組みを

リサーチし、加入したり作る必要があります。

 

資金も資産も、例外を除けば

一瞬にして作り出せるものではありません。

 

長い長い時間と労力をかける必要があります。

 

でもそれは、実は日本でのシンママ生活でも

同様なものを築くことができるのです。

 

個人的には、

シンママドイツ移住よりも

シンママ親子留学の方が現実的であり、

今後は充分にアリだと思っています。

 

最後に。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

後世もし私の娘や孫たちが、

sunnyばーちゃんがどういう気持ちで

ドイツ移住し、ドイツ生活を送り

幸せな人生を生き抜いたか、を

どうしても伝えたくて、備忘録のつもりで書きました。

 

今まで、実はシンママを売りにしてブログを書くことを

ずっと避けていました。

 

なぜなら、私と同じような道を歩みたいと思う方々から

非現実的な相談をされることに、

困惑していたからです。

 

あなたの日常にある日本の「何か」から

「逃げる」ように、

海外移住を考える気持ちは分かります。

 

ですが、日本であなたが抱えていた「課題」は

ドイツに移住しようが、どこへ移住しようが

ついて回ってきます。

 

それはもしかすると

両親との確執かもしれません。

兄弟姉妹との確執かもしれません。

 

「自立」することかもしれませんし

「自己を見つめる」ことかもしれません。

はたまた

子どもとの関係を「見つめる」ことかもしれません。

 

決して、「何か」から「逃げるように」

または「何か」を「焦るように」

ひいてはあなたの「夢」だけを「追う」ために

えいやっと思考停止で行動することだけは

避けてほしいなと、100%余計なお世話ですが

思います。

 

どなたかの参考になれば幸いです。

sunny プロフィール

 

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