前回の記事(今話題のClubhouse(クラブハウス)を10日間使ってみた!メリット&デメリット。)
にも書いたのですが
わたくし、毎日Clubhouseに入り浸っております・・。
私がフォローしている日本の著名人の方々は
日本時間の19時前後~真夜中24時以降、
ずーーーーーーーっと各ルームで
しゃべってくださっており(感謝!)
更に、著名人が著名人を呼び
著名人たちのすごいグループが出来上がり
リラックスした中ゲラゲラ笑いながらも
もう、超有料級セミナーレベルの話が
じゃんじゃん聞けるため
ドイツ時間の昼~夕方は、やばいです。
先日、あまりにも興味深い話を聞きながら
添付資料のある仕事のメールを書いていて
話に聞き入り、うっかり最終確認せずに
送ってしまったが最後!!
送信するはずの資料が
全然見当違いの宛先へ
送られてしまったことに気が付き
一人であたふたしました・・。(チーン・・)
ってことで、
それくらい面白いってわけです。
そんなClubhouseどっぷりな私に、
日本のFMラジオ局
「ON THE PLANET」という番組から
ラジオ出演のご依頼をいただきました!!
※今日の収録記事(ON THE PLANET2月25日記事)
(日本にお住まいの方は上記HP中央部分にある“タイムフリーで過去の放送を聴く“から1週間限定聴くことが可能です)
※海外在住の方は、聞くことができません。。
嬉しい限りです。
毎日Clubhouseを楽しむ私が
ドイツのClubhouse事情を
書いていきたいと思います。
では、さくっと目次です。
【目次】
ドイツClubhouseの盛り上がりはいつ頃から?
画像の通り、2月第4週の時点で
ドイツのClubhouseアプリの
ダウンロード順位は第4位。
上位3位のチャットアプリに続き、
SNS王道のfbを抜いて
4位に同じく新鋭SNS、Clubhouseが入っています。
日本でClubhouseに火がついたのは、
1月中旬~下旬頃だったかと思うのですが
ドイツの著名人・インフルエンサーたちの
加入時期を見ると
大体1月初頭~中旬前後が多かったです。
実は、ドイツでClubhouseが
一気に認知された背景には、
政治家のClubhouse内での発言が
公で問題視されたことが起因しているようです。
(Clubhouse内での会話は原則、公にしていけない規則ですが・・)
問題視された発言とは、
コロナウィルスに関する長時間に及ぶ会議中に
参加している政治家は”数独”をしたり、
自分は”キャンディークラッシュ(ゲーム)”を
したりすると発言。
メルケル首相のことも
”メルケルちゃん”と呼んだそう。
※参考サイト:時事ドットコム(日本語)、ZEIT ONLINE(ドイツ語)
それもあってか認知が広まり
ドイツでのClubhouseアプリダウンロードも
1カ月ほど前は1位に君臨していました。
また、著名人やインフルエンサーになると
どこの国でもそうですが
加入からわずか1カ月足らずで
数千人、数万人、数十万人の
フォロワーがついています。
そしてこのClubhouseトレンドの
波に乗っているドイツユーザーたちも
日本と同じように
連日いろんなルームを立ち上げて
おしゃべりを楽しんでいます。
ドイツClubhouseのルームはどんなものがある?
Clubhouseで言う”ルーム”とは
「モデレーター」と呼ばれる
司会進行役(複数の場合もある)
または主となるスピーカーが
立ち上げた”会議室”のようなもの。
参加者は、自分のスマホ画面の右下にある
「手のひら」マークを押して
モデレーターに許可されれば
スピーカーと同じ場所に移動でき
発言権がもらえます。
ドイツではこの場所のことを
「Bühne(舞台)」と呼んでいました。
あくまでも私のリサーチ力に
絞られてしまうのですが
ざっとリサーチした結果
ドイツのルームはどちらかというと
「ミーティングの延長線」の雰囲気や
「教室」「セミナー」のような感じが
多い印象でした。
少なくとも日本のルームでの
アットホームでゲラゲラ笑う
リラックスした感じは
あまり感じませんでした。
以下、わたしがざっと入ってみた
または見かけた
ドイツClubhouseのルームです。
- ニュースサイト主催の朝の会議
- 専門家によるコロナ予防接種についての討論
- 政治家同士のおしゃべり
- ドイツに住む〇〇(国名)出身者の集まり
- リアルなドイツ語レッスン教室(ビギナー)
- 金融アナリストによる株や仮想通貨(Kryptowährung)についてのセミナー
- おやすみ前の今日一日のシェアルーム
- あなたの人生を変えた本のシェアルーム
- あなたは中国についてどう思うか?
- ドイツに住む日本人の集まり
- 性、恥、死についてのタブーについて話すルーム
- マインドフルネスビジネスランチルーム
- 写真家やインスタグラマーインフルエンサーによるInstagram成長のQ&A
- 起業家トークルーム

ドイツClubhouseもまだ進化の過程ですので、
変化しながら日々おもしろいルームが
出てくると思います。
あくまで個人的な見解ですが、
アメリカやイギリスのルームであるような
- 「ジャズライブ」
- 「ラップライブ」
日本のルームであるような
- 「ミュートでフォロワー増やそう」
- 「占い・タロット系」
などは、現時点では
ドイツClubhouseにはありませんでした。
(見落としているかもしれませんが)
この辺り、お国柄が出るのでしょうね。
「ミュートでフォロワー増やそう」とかは
倹約(時間・お金)発想をするドイツ人からは
意味がわからないことかもしれません。
また音楽などは著作権も
関わってくるだろうし
そもそもClubhouseのシステムそのものが
欧州の「個人情報保護規則」に
違反しているため(後述)、
慎重なドイツ人たちが
このClubhouseの波に乗るかどうか
個人的にとても興味があります。
ドイツのClubhouseでの著名人たちの活動は?
ドイツの著名人と言っても、
そう多くを知らなかったため
ドイツ人で世界的に知名度があり
お金のベストセラー作家&コーチでもある
Bodo Schäfer氏を検索してみました。
※子どものお金の啓発書「マネーという名の犬」の著者です。
その後、あれよあれよと
芋づる式でお金の専門家やコーチ、
マーケッターやメディア関係者、
アーティストやインフルエンサーたちが
見つかりました。
彼らのClubhouse内での活動を見てみると
定期的に自分の専門分野に関する
ルームを開放していて
参加者が数百人になっていました。
ただ、まだちょっとお堅い感じの雰囲気。
日本の作家さんたちのルームだと
「ちょっとあの人呼んでみようか!」とか
アットホームな雰囲気ですが
ドイツのClubhouseは
やっぱり「ザ・ドイツ」な感じでした。笑
でも、この辺りは各ルームや
モデレーターにもよるのかも。
ドイツClubhouse、個人情報保護の観点はどうなのか?
実は、ドイツにおけるClubhouseの
メディア掲載についてリサーチしていたら
この「個人情報保護」の観点から
問題視されている記事が
多く目に入りました。
なぜなら
Clubhouseアカウント保持者が
誰かを招待する際(Clubhouseは招待制)
自分のスマホ内にある
電話帳全データがClubhouse内に
自動的に読み込まれるから。
つまり、各個人がスマホに保有している
非ユーザーである人の「個人情報」を、
Clubhouseの開発者でもある
アメリカの「Alpha Exploration」社が
データ収集できてしまうからです。
これは、欧州の個人情報保護規定の違反になるそう。
よって、ドイツの大手消費者保護組織は
この「Alpha Exploration」社を告発しました。
※参考記事
ここまで読むと、
諸々と考えてしまいますよね。
Clubhouseのメリットとデメリット、
私の中では天秤にかけると
メリットの方が勝ちますが
デメリットについても無視できず
対策を講じる必要がありそうだなと思っています。
今後の見解も含めて、まとめ。
Clubhouseのメリットって、
誰でも好きな時間、好きな場所で
気軽に参加できる手軽さですよね。
自宅にいながら、移動中からでも
著名人やインフルエンサーたちの知恵や経験を
聞くことができる。
しかも、直接質問までできてしまう。
または、コロナで誰とも会わずに
在宅ワーカーになった多くの人々、
または仕事ができなくなった対面仕事
(ビューティ・写真・アーティスト等)の方々は
とにかく「人とつながりたい!おしゃべりしたい!」
という欲求があり、
Clubhouseはそれを見事に満たしてくれました。
※現時点で、ドイツは3/7までロックダウン中です。
TVやラジオ、facebookやInstagram、
YouTubeやTikTokなどの
一方的なメディアから
Clubhouseは、その場・その瞬間に
相手が誰であろうと、
直接相互にコミュニケーションをとることができる
という素晴らしさがあります。
そして、文字や写真のみのSNSとは異なり、
音声でその人の人柄が瞬時に分かり、
一気に面白い人たちとつながることもできる。
現在開発中とのことなので、
恐らく近い将来Androidユーザーも
利用することができるようになるでしょう。(→2021.6現在解禁になりましたね)
また、これだけ個人情報保護について
欧州で問題視されているのであれば
スマホに登録されている電話帳に
アクセスすることなく、招待制もなくなり
アカウントを開設できる日が
くるのではないかと思っています。
これだけソーシャルメディアが普及した今
Clubhouseを楽しみつつ
現時点で個人情報を保護するためにできることを
次回、書いていこうと思います。
<その他のON THE PLANET提供記事>
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