
最近、娘の20歳の誕生日を迎えました。昨年無事に12年生で学校を卒業し、現在は欧州圏外の海外で暮らしているので、20歳の記念に何をプレゼントしようかなと考えていました。
そこで、最近ブレインストーミングやアイディアの幅を広げるために、秘書のように使っている、Chat GPT(タイピングするのが面倒なので、”Chatty"チャティとします)に、サクッとアイディアを依頼しました。
Chattyからの秒速アイディアのためのプロンプト入力
頭の切れる(当たり前。笑)チャティ(Chat GPT)は、秒速で素晴らしいアイディアを出してくれ、今回はデジタルフォトアルバムを作ることにしました。
凝り性&リサーチ魔(単なる好奇心旺盛)な私は、チャティにいかに時短で素晴らしいデジタルフォトアルバムを作れるかもついでに聞いてみました。
私が追加でプロンプト(AIに対して与える「指示や質問」)に入力したのは以下の4つです。
- 手軽なフリーAIソフトを3つ挙げて
- それらの特性と、使用する上でのメリットとデメリット
- フリー音楽を挿入したいので、それらのサービスが付帯しているもの、または外部のフリー音楽サイトと相性の良いもの
- テンプレートがあるもの
AIと人間の頭脳のアイディア連鎖が始まるとき
秒速で仕事をこなしてくれるスーパーコンピューター(古臭い表現ですが)の彼女(私の中ではチャティは頭の切れる女性秘書。笑)が
スラスラっと回答を入力している文章を読んでいて、以下のことが私の頭に上がってきました。
本当、こういうところChat GPTの素晴らしいところ。
人間の脳のアイディアスイッチも同時に押してくれるんですよね。本当に便利。
てことで、娘の20歳の誕生日プレゼントであるデジタルフォトアルバムのアイディアは、
頭の中で、良い感じで広がっていき、
→デジタルフォトアルバム+バースデー音楽付き
→20年間の成長の振り返り(写真を集める)
→娘がどんな子供だったか(赤ちゃん時代から始める)
→どんな経験をしてきたか(小学校低学年、高学年、中学、高校でのハイライト)
→どんな成長があったか(できないことをできるようになったことなど)
というアイディアが私の頭の中でわきました。
それと同時に、海外に住んでいても、どんなことがあっても、一人ではないこと、自己肯定感が下がらないように
彼女の人生には、いつも愛する人たちに囲まれて育ったこと、いつもほっと安心して帰る場所があることを
(当の本人はよく知っているはずですが)改めて知っておいてもらいたいなと思いました。
そこで私の頭の中に出てきたアイディアが、
- サクッと分けた年齢ごとの成長をできるだけ短い言葉で、読み上げる。(ナレーション挿入)→結局ナレーションは挿入しなかった
- 挫折経験と素晴らしい経験のバランスをとる
- 自分では当たり前にできていることこそ、彼女の才能であることをできるだけ短くまとめる
- 人生のターニングポイントに出会った良き先生、ずっと仲の良い何人かの友人たち、家族、そしていつも側で見守ってきた私(ママ)の写真を1ページにまとめる
というものでした。
写真選びとCanvaでの制作
上記の大枠が大体出来上がったところで、あとはサクッと過去の写真フォルダーを検索しまくり、
膨大な写真の中から50枚ほど選びました。
・・この作業にざっと3-4時間くらいは費やしましたが。
その後、最終的にCanvaを使ってフォトアルバム風になっているテンプレートを探し出し、
表紙となるトップページと背表紙にくる、素敵な背景画像を選び出しました。
年齢ごとの写真と、「性格、経験、成長、家族や友人からの愛情」に分けて
それぞれのページを作りました。
あとは、そこに彼女の強みとなる部分を短めに日本語で考えます。
ここでまたチャティ(Chat GPT)にメッセージ作成を手伝ってもらいます。
私は本当に伝えたいことは、まずは日本語で考えることが多いのですが、
娘は日本語だと漢字が読めないので、日本語を英語に翻訳してもらい
さらにブラッシュアップする作業を3回ほど繰り返します。
チャティ(Chat GPT)が翻訳した英文が腑に落ちるようになれば完成です。
テンプレートにあるフォントをそのまま使って、文字の大きさを調整してメッセージのコピペをして完了。最後に誕生日ソングを選んで挿入。
誕生日の1週間前くらいにチャティ(Chat GPT)との会話を始めて、出来上がった構想に沿って、
仕事が終わった後に毎日2時間くらいずつ3-4日くらいで完成させました。
一人で黙々と作業することは向いているので、こういう地味なクリエイティブ活動は
純粋に没頭できて楽しかったです。
20年前、母も私に贈ってくれたもの
実は、私の母も私が20歳になる頃、0歳から20歳までの写真を集めて、1冊のアナログフォトアルバムを作ってくれました。
今でもそれは大切に持っています。フルタイムワークで兄妹4人をほぼワンオペで育ててくれた母は、一番下の妹が高校卒業する頃、
これで自分の責任を果たしたかのごとく、兄妹4人宛に、それぞれのフォトアルバムを作ってくれました。
子供が4人もいると、写真の数は下の子になればなるほど減っていき、保育園や学校でもらう写真がほとんどになるのですが、
それでも、わちゃわちゃとした大家族の中で、母が子ども一人一人と向き合いながら、思い出に浸りながら作ってくれたであろうフォトアルバムがすごく嬉しかったのを思い出します。
そんな今は亡き自分の母のことを思い出し、自分の娘にも遠くへ行っても、いつもママは見守っているし、安心して帰ってこられる場所でありたいなと思っています。そんな母の愛情が世代を超えて伝わるといいなと思います。
娘よ、20歳の誕生日おめでとう。
そして、ママをママにしてくれてありがとう。
完成品(表紙と背表紙)
デジタルフォトアルバムは動画で作ったのですが、写真の数が多すぎるのとモザイクかけるのが面倒なので、表紙と背表紙のみ参考までに掲載します。
統一性が保てるよう、表紙と背表紙の背景は同じデザインにし、表紙には娘の名前、背表紙には20歳の娘へ送る言葉として、著名人(ミシェル・オバマ)の言葉を入れました。
完成後、メールで予約送信を設定し、誕生日の日付変更と同時に送信されるようにしました。共有リンクで見てくれた娘には、「すごい嬉しかった!」と喜びの返事がきて、嬉しい限りです。


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