
※2023.10.15の音声配信要約記事です。
今週は「嫉妬の感情」と「嫉妬との向き合い方」についてお話しようと思います。
私はシングルマザー歴が長く、ドイツでは12年、日本では5年の経験があります。シングルで子育てをしていると、どうしても他人と比較してしまったり、思い通りにならない現実にモヤモヤしたりすることが多いものです。その中で「嫉妬」という感情が湧いてくることは、ごく自然なことだと感じています。
嫉妬には「良い嫉妬」と「悪い嫉妬」があると私は思っています。
良い嫉妬と悪い嫉妬の違い
たとえば、誰かが自分より優れた能力を持っていたり、自分が欲しいものを手にしているのを見たとき、「私もあんなふうになりたい!」と思い、努力する原動力になる感情。これが「良い嫉妬」です。この感情をうまく活用すれば、自分を高めることにつながります。
一方で、「あの人が失敗すればいいのに」とか「なんであの人ばかりうまくいくの?」といった、相手の不幸を願うような感情が生まれることもあります。これは「悪い嫉妬」であり、結果的に自分自身の成長を妨げる原因になりがちです。
嫉妬の感情と向き合う方法
嫉妬を感じたとき、まず大切なのは「その感情を否定せずに受け入れる」ことです。(気づくことから始まります)
嫉妬の感情が湧くと、つい相手を攻撃したり、自分を責めたりしてしまうことがあります。しかし、そんなときこそ「私は今、嫉妬しているんだな」と冷静に認識することが重要です。
たとえば、誰かが素敵な休暇を楽しんでいるのを見てモヤモヤした場合、「私もあんなふうに旅行したい!」という本当の願望が隠れているのかもしれません。そこで、「じゃあ自分がそれを叶えるためにはどうすればいいか?」と考えることで、建設的な行動につなげることができます。
自分の軸を持つことの大切さ
シングルマザーとして生きていると、つい他人と比較してしまいがちですが、大切なのは「自分の幸せの軸を持つこと」です。
人生の選択に迷ったとき、他人の意見に振り回されることもありますが、結局「自分にとっての幸せ」は自分にしか分かりません。だからこそ、嫉妬の感情が生まれたときは、自分の本当の気持ちを見つめ直すチャンスだと捉えています。
実践的な嫉妬対処法
嫉妬やモヤモヤを感じたときに私が実践している方法を紹介します。
- ノートに気持ちを書き出す
嫉妬の原因を客観的に見るために、紙に感情を書き出してみます。そうすると、「自分はこれが欲しかったんだ」とか「私はこうなりたいと思っていたんだ」という本当の気持ちに気づけます。 - 俯瞰して感情を眺める
感情に飲み込まれず、一歩引いて冷静に見ることで、気持ちが整理されます。「私は今、嫉妬しているんだな」と認識するだけでも、心が軽くなることがあります。 - 自分の幸せを見直す
「私はどんな人生を送りたいのか?」「本当に欲しいものは何か?」と自分に問いかけることで、他人と比較することなく、自分にとっての最善の道を選ぶことができます。
嫉妬の感情は決して悪いものではありません。大切なのは、その感情に振り回されず、自分の成長につなげることです。
少しでも参考になれば嬉しいです。詳しくは是非ラジオの方をお聞きくださいね。
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