
※2023.06.11の音声配信要約記事です。
こんにちは、Sunnyです。
ドイツで暮らしているとよく感じるのが、「休みのタイミング、州によってこんなに違うの!?」ってこと。
たとえば、今ちょうど終わる「Pfingstferien(聖霊降臨祭の休暇)」は、バイエルン州とバーデン=ヴュルテンベルク州だけ。ノルトライン=ヴェストファーレン州では、6月22日からもう夏休みが始まります。
【カルチャーパス】18歳の若者に200€分のクーポン配布!
さて、本題です。
2023年に18歳を迎えた若者たちへ、ドイツ連邦政府からプレゼントがあります。
その名も「カルチャーパス」。
映画館、演劇、美術館、ライブ、本、楽器などに使える200ユーロ分のクーポンです。
これは、コロナ禍で打撃を受けたカルチャー産業を支援するための制度。AmazonやSpotifyのようなデジタルサービスでは使えませんが、その代わり、地元の文化施設やショップでの体験を応援できる仕組みになっています。
誰が対象?どうやって使うの?
対象になるのは、2023年1月1日〜12月31日の間に18歳を迎えた人。
人数にして約75万人だそうです。
利用には、まず電子ID(オンラインAusweis)が必要になります。
ドイツでは中学生でもIDを持ってる子が多くて、美術館の学割のために作る子もいます。(我が家も6年生のときに作りました)
Kulturpass登録の流れはシンプル:
- 電子IDを用意
- 6月14日以降にカルチャーパスのアプリをダウンロード
- アプリ内で地域の文化体験を選び、予約
- 発行されたコードを現地で提示してチケットと引き換え!
ドイツだけじゃない?ヨーロッパで広がるカルチャー支援
このカルチャーパス、実はドイツだけの取り組みじゃないんです。
- スペイン:18歳に400ユーロ
- フランス:300ユーロ、さらに15歳以上にも広がる動きあり
- イタリア:なんと1人500ユーロの文化ボーナス!
ちなみにスペインでの利用率は約57%。
理由としては「選べる施設が少ない」「アクセスが不便」などがあるとのこと。
EU国籍の方はeIDカード、非EU(たとえば日本からの留学生など)は電子滞在許可証が必要です。
きちんと準備しておけば、外国籍でもしっかり受け取れますよ◎
まとめ:この機会に“地元の文化”を体験してみよう
ということで、18歳を迎えるお子さんがいるご家庭はぜひチェックを!
スマホ一つで簡単に使えて、しかも地元の文化産業を応援できる素敵な制度です。
音声配信では、アプリの使い方や登録のポイントをさらに詳しく話していますので、気になる方はぜひ聞いてみてくださいね。
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