ドイツの子育て ドイツの生活

ドイツのコロナドライブインレポ。探し方から結果うけとりまで。(画像あり)

  1. HOME >
  2. ドイツの子育て >

ドイツのコロナドライブインレポ。探し方から結果うけとりまで。(画像あり)

11/24時点で、ミュンヘン市の感染者数は27,116名。

在ミュンヘン日本国総領事館より引用

東京の数百人の感染者数に比べたら、びっくりする数字ですよね。

それでも、PCやタブレット・スマホがない家庭や

保護者の仕事の都合上家庭で子どもを見ることができないなど、

家庭の経済状況や家庭環境を考慮し、公平に生徒が授業を受けられるようにと

メルケル首相は完全な学校閉鎖は極力行わない方針でいます。

そんなある意味カオスな現状で

感染者が出てきて閉鎖になっているクラスや学校は

結構あります。

余談ですが、私がよく聞いている

ミュンヘンに特化した地元ラジオcharivari95.5のサイト

ミュンヘン市内で学校閉鎖・学級閉鎖になっているのが

どこの学校か、どのクラスか、しかもいつまでか、

を確認できます。

これって、個人情報保護に厳しいドイツなのに、

大丈夫なのかと思いますが

それとこれとは別なのでしょう。

コロナウィルス感染者が身近に。その日が突然やってきた。

10月に入って欧州のコロナ第二波があっという間に押し寄せて、

娘の学校もいつ閉鎖になるかと身構えていたのですが

その時は突然やってくるものですね。

11月に入って娘の学校で「コロナ感染者が出た」という一斉連絡があり、

それと同時に「最初に感染者とコンタクトがあった人」のグループに

入ってしまった娘。

その日の朝、学校へ行く寸前に電話連絡があり、

いきなり2週間の自宅隔離に入りました。

それも、結構厳しいhäusliche Quarantäneというもの。(別記事にします)

学校側も初めてのことなので、

管轄のLandratsamtと今後の対応についての確認などに

追われているようでした。

そうして命じられた娘への「コロナテスト(PCR検査)」必須義務。

最初に感染者にコンタクトのあった人は

症状の有無にかかわらず、必ず検査をしなければならないそう。

不思議なのは、

同世帯の家族(私)はコロナテスト(PCR検査)をする必要がないそうです。

※娘にコロナ陽性が出たら初めて、家族もPCR検査をする義務があります。

とにかく言われた通り、

向こう3日以内に各自コロナテスト(PCR検査)の予約を取り

検査をしに行かなければいけませんでした。

ちなみに無料です。

これね、

  • たまたまその日に大事な会議が会社であるとか

(すでに首相からリモートワークを強く推奨されているので、

今はドイツの会社は対面会議ってほとんどないかと思うのだけど)

  • 下に小さいお子さんがいるご家庭とか
  • それこそシンママ家庭とか
  • 医療従事者とか
  • 妊婦ママさんとか
  • リモートワークでも旦那さんも大事な仕事があるとか
  • 同僚も同じような状況で仕事の代理が頼めないとか

いろんな家庭の状況、仕事状況ってあるじゃないですか。

これだけコロナウィルスが蔓延して久しいのだから、

学校や仕事はすぐにオンラインに切り替われると言っても

(もちろん、学校・仕事内容や職種によるけど)

家庭の状況は十人十色なわけで

小さい子どもがいたり、一人親だったりすれば

いきなり朝っぱらから、昨日と今日がガラリと

変わってしまうことの面倒さと言ったらないのですよ。

そんなこともあろうかと、万が一に備えて

何か月も用意周到に全て計画して

家庭内でコロナ感染してしまった場合も含めて

家庭をどう回すか、夫婦や親子で話し合って

仕事や家事や育児をリスケジュールできる家庭って

どのくらいあるのだろう。

この状況で、私が日本でもドイツでも一人で

小さい子どもを育てていたら

それこそ、カオスだっただろうなと恐ろしくなります。

幸い、娘はティーンで手がかからないけど、

それでも大黒柱で娘と2人暮らしの私は

コロナに関わらず、基本的に風邪や大病にかかって

一人ぶっ倒れるわけにはいきません。

そんなことを思いながら、瞬時に頭の中で心配が駆け巡りました。

sunny
この第二波の荒波の最中、PCR検査か・・。混んでなきゃいいな・・。仮に陰性でも、検査場で二次感染とかも起こり得る。行くなら絶対、他人と接触のないドライブインだな。

コロナドライブインの探し方。

ちなみに、コロナテスト(PCR検査)を受けたい方は

ご住所のある地域管轄の保健所(Gesundheitsamt)や

地区管理事務所(と訳すのかは不明ですがLandratsamt)のホームページに

どこで検査を受けられるか記載されてあるはずなので、各自で調べてくださいね。

どこでもドライブインテストができるとは限らないかとは思いますが、

参考にしてください。

私なら、以下の検索ワードで探します。

  • 〇〇(地名) corona drive in anmeldung ※ドライブインに限る
  • 〇〇(地名)Gesundheitsamt corona test
  • 〇〇(地名)Landratsamt corona testung

上記とは別に、かかりつけのホームドクター(Hausarzt)や

小児科医(Kinderarzt)に問い合わせてみることも可能です。

ただ、この状況下でドクター側にもキャパがあるだろうし、

そもそも予約自体が取れないかもと思い

娘の場合は、3日以内にPCR検査必須という条件があったため

私は最初からコロナテスト(PCR検査)専用テントでの検査にしました。

それに、ドクターにアポを取ってすぐに受けることができても

待合室やドクター、他の患者から感染するかもという可能性もあるため

私は、ホームドクターにも小児科医にも電話しませんでした。

(そもそも娘が陽性かもしれないし)

そうして我が家の場合は、

学校側からどこでテストができるのかの連絡もあり、

善は急げと、即行でオンライン予約しました。

コロナドライブインの登録から当日の流れ。

コロナドライブインは、前日までにオンライン予約が必要です。

以下、私たちが経験したオンライン予約の流れです。

  1. 住所・氏名・電話番号などの個人情報を入力
  2. 検査の理由(感染者との接触・風邪の症状がある・単純に検査したい・仕事上の理由から 等)選択
  3. 保険の種類(公的・私的)選択
  4. 希望の検査日と時間の選択
  5. スマホにSMSで予約コード(Buchungscode)が送られてくる
  6. 結果受取時に必要な、専用アプリ(CORONA-WARN-APP)をダウンロードしておく。※英語表記可

ちなみに、5の予約コード(Buchungscode)は

プリントアウトしたものが望ましいと記載があったので

わざわざA4にプリントアウトしました。(でも必須ではない)

当日、どれくらい混雑しているかわからなかったので、

念のため予約時間の20分前に到着するように家を出ました。

以下、当日の流れです。

  1. 敷地入り口に「Corona Driv-In」の看板があるので、道が狭くてもそのまま車で進む。
  2. 看板や標識に沿って車を進ませ、最初の窓口にて予約コード(Buchungscode)を車内から見せる。(車の窓は開けない)
  3. テント目の前にある大型バスの運転席が「Anmeldung(登録)」窓口なので、そこで本人確認をしてもらい、事前にもらった予約コードを口頭で伝える。(このときは車の窓を開けてOK)
  4. 誘導に従ってテント直前まで車を進め窓を開ける。
  5. 検査員が長い綿棒のようなものでのどの奥をこする。(5秒くらい)
  6. QRコードのついた説明書をもらう
  7. 終了(全行程5分くらい!)

※敷地入り口の窓口前にあった看板

  • 車内に座っていてください
  • 窓は閉めたままにしてください
  • 予約コードを見せてください
  • スタッフの指示に従ってください
  • マスクをつけていてください

車を進めると、Anmeldungのあるバスのところまで来る。↓

ていうか・・

前には1台だけで、平日午前中だからか?めちゃすいていました。

テント内で働くスタッフさんは、全部で3人だけ。

第一波以降、ニュースでコロナテストに並ぶ長蛇の列を見ていただけに、

これは、驚きました。

綿棒で採取は5秒くらい、全行程は5分くらいの、猛烈な早さ!!!!

敷地内もテントもガラガラ、二次感染の心配も吹き飛びました。

ちなみに、土日は混むようです。

週末の予約は、すでに週始めの時点でほぼいっぱいでした。

コロナテスト結果のうけとり方法。

コロナテストの結果は、実は当日にはもらえません。

検査員いわく、「2日くらいかかります」

当日テスト終了後にもらったQRコードつきの説明書を見ながら、

事前にダウンロードした専用アプリに、自分のQRコードを登録します。

QRコードの登録の仕方は、説明書にも記載されてありますが、

以下も参考にしてください。

  1. ダウンロードした専用アプリ(CORONA-WARN-APP)を開く
  2. 「Wurden Sie getestet?」のところの「Informieren&helfen」をタップ
  3. 諸々注意事項が出てくるので一読して、「Weiter」をタップ
  4. 「Dokument mit QR-Code」をタップし「Weiter」をタップ
  5. もらったQRコードをスキャンする

その後、1日半~2日後くらいにアプリ内に結果が届きます。

特に通知がくるわけでもないので、

自分でアプリを開いて結果の確認をしました。

幸い、娘は陰性(negative)でした。

ただ、陰性でもコロナ感染者に最初に接触した人のグループに入るので、

引き続き2週間の自宅隔離です。

ちなみに、この検査結果は一時的なものでしかなく、

また再検査をする際には、アプリからデータを削除する必要があります。

データ削除の場合も、アプリ内を開けば解説があるので一読し

「entfernen(削除)」を選択すれば削除されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

コロナ第二波真っ只中の欧州ですが、

じわじわと感染の波が身近に来ているのが分かります。

学校や、買い物や、仕事場や、通勤途中など

どこで感染するかわかりませんよね。

今回は、初めてのコロナドライブインでの

PCR検査でしたが、少なくとも私の生活圏内のドイツの土地が

この半年で、これほどシステマチックに

コロナ対応をしていることに感動しました。

そして、娘がコロナ陰性だったことで

私は隔離する義務がなかったことも、

ひとまず安心でした。

各ご家庭の様々な状況があるかと思いますが、

家族がコロナ感染したらどうするか?

すでに話し合いをされているご家庭は

多いかもしれませんが

欧州はコロナ第二波、日本はコロナ第三波の渦中。

是非、この機会にご夫婦で、親子で、

ご家族親戚、友人たちで

再度話し合う機会になれば嬉しいです。

-ドイツの子育て, ドイツの生活
-, ,