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ドイツ国内転校先への申込から決定の流れ(BY州)と必要書類について

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ドイツ国内転校先への申込から決定の流れ(BY州)と必要書類について

※2024.01.26の音声配信書起こし記事です。

早いもので2024年が1ヶ月を過ぎようとしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

シングルワーキングペアレントの皆様、相変わらずやることが山ほどありませんか?私の場合は、山を超えた感じです。笑

さて。ちょうどこの時期になりますと、ドイツ南部になると進路選択に悩まれる場合は、進路先について具体的に決めていかなければいけない時期になりますよね。

我が家の場合はちょうど2年前だったかな、11年生からの進路について本人の希望から、動き出したのがこの時期でした。

ということで、今回は当時の学校転校について、サクッとお話ししたいと思います。

シングル家庭が転校時に注意すること

以前にもお話ししたかと思うのですが、我が家の場合は過去にすでに1度転校をしておりまして、今回が2度目の転校になりました。

1度目は州をまたいでの転校だったので、引っ越しもあり、倒れている余裕すらないほど、相当なストレスだったのを覚えていますが、今回は娘が自分で10年生になってすぐくらいからずっとリサーチしていた学校への申し込みでした。

ちなみに、ドイツで離婚をされていて、子供と一緒に別の州へ引っ越す場合は、子供の片方の親(元夫や元妻の方ですね)の了解が必要です。

裁判離婚をされた方は、引っ越しについても弁護士を通して片方の親の了解や、両親との中間の距離などの立地に条件があると思うので、離婚時に決められたルールを遵守する必要があります。なので、この辺は慎重に行なってください。

私の場合は、日本での結婚、離婚だったのと、円満離婚だったので、州をまたいでの引っ越しも問題がありませんでした。その代わり、約束は得にしておりませんでしたが、学校の休暇ごとに、祖父母やパパと会う機会を設けるよう、努力しています。

ということで、暗い前置きはこの辺にして学校の転校話ですね。

1月は転校先を決める時期(バイエルン州)

当時1月に、ちょうど以前から娘が第一希望として考えていた学校のオープンデーがあったんですね。

転校についてその当時のクリスマス前あたりから冬休み中もずっとリサーチしていたのもあり、オープンデーの予約に間に合いました。

当時はまだコロナ禍だったので、コロナ陰性テスト証明または予防注射済み証明が必要ではありましたが、コロナ禍だったのもあってか、団体での見学ではなく、1家族ごとだったのも、深掘りした質問ができたので良かったです。

11年生からでもProbetagっていうのかな、お試し入学みたいな感じで1日とか2日とか学校に来て、授業を受けることが可能です。

6年生から転校したモンテッソーリ学校では、このProbetagは、1日30-35€程の料金がかかりました。

で、11年生での現在の学校ではProbetagはあったと記憶していますが、当時はコロナ禍というのもあり、申し込みをしませんでした。

このProbetagに参加できると、生徒がいる時の学校の様子や、授業内容、クラスの雰囲気などがわかるので、おすすめです。

その後は、更に他の同じような学校にも見学の申し込みをして、返事が来た学校には見学に行きました。

ちなみに、メールだけで返信がくる学校もあればない学校もあったので、返信がない学校とはご縁がなかったと思って、早々に絞り込みをしました。

転校時に必要な書類(個人事業主&シングル家庭の場合)

第一希望の学校が私立校だったというのもあり、学費を算定するのに保護者の財務状況を提出する必要があります。会社員等毎月給与振り込みがある場合は、過去3ヶ月分等の給与明細や、その他の収入証明のみで簡潔にすみます。

私のように個人事業主の場合、過去2年分の確定申告書が必要になります。我が家の場合は、学費サポート制度にも申し込みをしたかったので、2年分の確定申告書に加えて2年分の事業用銀行明細書と、家計簿の提出が必要でした。

家計簿は生活費のほか、毎月引かれる家賃や各種保険代の他にも、年1回や2回払いしているものも含めて、エクセルで表にして1、2年分の家計簿を提出しました。

シングル家庭ではなくても、将来お子さんの進路選択によっては教育費にお金がかかる場合もあるので、事業主ではなくても、すぐに出せるように管理しておくと良いかもしれません。

(誤解のないように補足ですが、ドイツは基本的に公共教育は無料です。)

余談。ドイツでの銀行口座開設時等に聞かれる交際ステイタスが細かすぎる

余談なんですけど、ドイツの学費算定の際や銀行口座開設とかでもそうなんですが、申込書の自分の交際ステイタス欄が結構驚きます。

なぜかというと、恐らく日本だったら、未婚か既婚か、の2択かと思うのですが、ドイツでは、独身か既婚か、死別か離婚か、別居かそれとも複雑なのか、といった感じで、詳細に自分の交際ステイタスを回答する必要があります。

これ、ドイツに来たばかりの時は、書面で根掘り葉掘り聞かれているようで、結構面食らいましたね。まぁ、家庭の経済状況がもろに関わることなので、わからなくもないんですけどね。

転校時の子供の書類審査と保護者面談について

で、話を戻しますと、

先ほどの学費算定書類提出と同時に、入学申し込みにあたって、本人が作成した自分の自己紹介文と、本人が選択したテーマについての小論文提出がありました。

転校先が英語の強い学校だったので、小論文の内容というより、本人の英語スキルをテストする要素も含まれていたようです。

その後、本人のみ学年主任の先生と高等部担当の先生とオンライン面談をしました。同時期に私の方も、学費サポート制度における保護者の個別面談をオンラインで行いました。

決定までは数ヶ月もかかった!

我が家の場合は、最終書類を申請してから入学許可が出るまでの2ヶ月間は全く返信がなかったので、かなりヤキモキしましたね。

なぜかというと、当時通っていた学校への転校届を出す期限が学年末から数えて2ヶ月前までだったんですね。バイエルン州の場合は、学年末が7月末なので5月末が締め切りでした。

結局、転校先の学校から入学許可をもらえたのが締め切り2週間前で、ギリギリ間に合いました。これ、入学不可だった場合のことを想定していなかったので(不可なら当時通っていた学校にそのまま在籍になっていたかも)、途中で何度かメール確認しました。

ということで、もし私のように個人事業主で、学費サポートを利用することを考慮していたら、かなりの時間と労力を要しますので、今からでも必要になるかもしれない資料を用意しておくのは、後々楽かなと思います。どなたかのご参考になれば嬉しいです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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