庭に芝生のあるご家庭の場合、春夏の時期には「芝刈り」(Rasen mähen)の庭仕事がありますよね。
今回は、そんな芝刈りについて、我が家の場合の小話です。
(2022.5.22のラジオ配信回の書き起こし+追記になります)
庭の芝刈りは2週間に1回。
我が家はお庭に小さめの芝生がありまして(広さがわからない・・)、毎年4月頃から9月頃まで、2週間に1度の割合で芝生を刈っています。
植物の成長って、春になるとぐんぐんと伸びてきて、ぼーっとしていると、たんぽぽ畑・雑草畑化してしまいます。
忙しさにかまけていたりすると、うっかり雑草が生い茂り(この時点で芝生を痛めてしまうので、本当に良くない・・)、芝刈り機で刈ること自体が大変になってしまいます。
現在の住まいに引っ越してきた時は、庭のある部屋は素敵だなくらいに思っていたのですが、春から秋にかけての芝生の手入れが思った以上に面倒で、
最初の数年はハウスマイスターさんに個人的に依頼して、1回35€を手渡しして定期的にきてもらっていました。
ただ、2週間に1度と言っても、ハウスマイスターさんも忙しいようでなかなか定期的に来てもらえず。(ドイツあるあるかもしれませんが)
そもそも本来は、芝生の手入れは、私の借りているアパートの敷地内になるので、私が責任を持ってするもの。
なので、ハウスマイスターさんはサービスで行うものではないのです。
そんな中コロナパンデミックになり、人と接する機会を極力減らしていたこともあって、自分でしようという思いに至りました。
芝刈り機の値段は意外と安かった!
2020年、コロナでロックダウンが始まった後も、ホームセンターは営業していました。
春で良い天気が続くのに、閑散とした店内が不気味だと感じながら、お目当ての芝刈り機コーナーへ行ってみたら、なんとセールをしていました。
私の中での手動での芝刈り機の概算は、安くても100€、ブランド品の小型でも300-400€くらいだと思っていたのですが、ホームセンターのオリジナルブランドだったからか?
なんとハウスマイスターさんにお支払いしている、1回分の値段だったのです!(つまり35€)
「安っ!」と思わず口からこぼれ、残り個数が2個だけだったのもあり、勢いでカートに乗せました。
使い方がさっぱりわからなかったので、一応お店のスタッフさんに聞いたら、「電源コードを入れてスタートボタンを押すだけ」という超簡単な仕組みだったので、即買いです。
古いタイプ?だと、ガソリン入れて、モーター回して、という何となく危険さや面倒臭さを想像していたのですが、電源コードなら延長コードで何とかなります。
そして、1回ハウスマイスターさんにお願いする金額で、ずっと自分で芝刈りできるなら、かなりお得。
使い勝手を重視する方ですと、コードレスのもの(おそらくガソリンで動くタイプ)や、ロボットもあります。
また、肩からかけて自分が動いてするタイプのものもありますが、私が購入したのは、冒頭の画像のようなタイプでモーターが乗っていないタイプのものです。
使い方に若干不安があったので、帰宅してからひと通り商品名のyoutube動画を検索すると、
親切な方々が、組み立て方から使い方まで動画にまとめて下さっていたので、私はそれを見て軽く心の準備をしました。笑(←シンママあるある)
ボタンを押して芝刈り機を押すだけで、雑草を一瞬にして刈ってくれ、なおかつお尻のボックスに刈った雑草を収納してくれるのは、本当に楽。根の深い雑草取りを自分で引っこ抜くには、ものすごい労力と時間を必要としますが、それまでハードルの高かった芝刈り作業が、あっという間に楽しい庭仕事の一つになりました。
他の芝刈り機の値段は?
私のように芝刈り機のブランドにこだわらなければ、タイミング次第で、結構安く芝刈り機が手に入ります。
でも、Boschとかのブランド品じゃなければ嫌だ!って方も一定数いらっしゃると思うので(実際私の周りのドイツ人パパさんたちは、Boschしか使わないという方が多い)、調べると、小型の延長コードタイプのものだと、289€。
ロボットではない延長コードで使う芝刈り機は、ざっと調べると、250€〜350€くらいです。
大きさや好みもありますが、大体300€前後で普通は購入できるようです。
そう考えたら、私の購入した35€の新品芝刈り機は、相当コスパが良いですよね!
あれから2年経過してますが、今年も全く問題なく使えています。
広いお庭のある方だと、ロボットタイプの芝刈り機を使っていらっしゃる家庭もお見かけします。
そこでざっと調べてみたら、今は大分安くなったようで、500€くらいからありました。900€というものもありましたが、数年前より大分安くなった印象です。以前は1000€を超えていたと記憶しています。
それから、ミニカーみたいな感じで座って刈るタイプもあります。↓
農場や農家さんが持つようなだだっ広い芝生を刈るときや、学校の敷地内でも見かけます。
それもざっと調べると、1000€、1300€、2000€というものもありました。
最後に
春先だと、可愛い野花やヒナギクなどのお花を一部分残して、その周りだけ芝刈りをしているお庭や公共の道路沿いでも、ちらほら見かけます。そんな光景を見ると、芝刈をされた方の温かい人柄を感じられて、ほっこりします。
なので、私もたまに野花だけポツポツと残して、芝刈をすることもあります。
それもちょっとしたガーデニングの楽しみです。
ちなみに刈った芝は茶色のBioのゴミ箱に捨てるか、たくさん出る場合は、各地域にあるRecyclinghofに持っていくことも可能です。
(ミュンヘンにあるりサイクリングホフは、こちら)
クリスマスの時に購入する本物のモミの木も、このリサイクリングホフに持って行けば処分できます。
日本で言うところの、ゴミ処理センターです。捨てたいものは、ほぼ何でも受け入れてくれます。