ドイツではマスク着用が日常化して、約2年以上経過しました。
日本では、戸外でもマスク着用が当たり前のようですが、
先日「ドイツのマスクっていくらくらいなの?」というご質問をいただきましたので、
サクッと回答していきたいと思います。(最近始めたラジオ配信2022.5.1書き起こし記事になります)
2022年4月のドイツのマスク事情は?
ドイツのコロナ事情は、今年の1月、2月にオミクロン株の感染者が爆発的に増えたものの、3月下旬には大分感染者が減りました。
そのおかげで、4月中旬のイースターを目前に4月初旬には、大分長いこと続いたコロナ禍でのマスク着用はほぼ撤廃され、行動ルールが緩和されました。
現在、FFP2または医療用マスクの着用義務は、病院や介護施設、公共交通機関内などを除いては任意になりました。
ただ、美容院とかネイルサロン、銀行の相談窓口業務など、対面でのサービス中は、マスク着用をお願いしている場所もあります。
興味本位で観察した結果・・
先日、マスク撤廃がアナウンスされてしばらくした頃(4月中旬)、スーパーの買い物客のマスク着用率はどんなかなぁと思ってよく観察してみました。
きちんと数えたわけではないですが、体感では、年齢関係なく大体半分位がマスク着用をしていました。
そういえば、別日に試しにマスク着用なしでレジに並んでいたら、なぜかレジ打ちのスタッフさんに「もうちょっと距離を空けて待ってください!」と怒られました。
(ごめんなさいね・・)
その後、天気の良い日が続いた4月下旬頃は、気温が上がったせいか、スーパーでの買い物客の着用率は、体感ですが大体1/3位がマスク着用をしていました。
年齢で言うと年配の方が多かった印象です。
「マスク任意でもマスク着用する?」とインスタフォロワーさんに聞いてみた結果・・
マスク着用任意が始まって約2週間後、ふと興味本位でドイツ在住のインスタのフォロワーさん達に、
「マスク着用が任意でも、マスク着用してお買い物しますか?」
と聞いてみました。
すると、85%以上の方が、「マスクをつけて買い物に行く」と答えてくださいました。
IKEAに買い物に行ったら・・
その後、週末土曜日にIKEAに買い物へ行った際、思った以上に買い物客で混雑していて驚きました。(来客数のカウントを自動で行う機械がありました。日本でも同じかな?)
駐車場は、さすがにビフォーコロナのように満車ではなかったものの(70%位埋まっていたかな)、人の往来が予想以上に多かったです。その中でも、マスク着用率は半分くらいという印象です。
私もちょっと心配だったので、マスクを着用して買い物を楽しみました。
スーパーでも街中でも、ショッピングでも、あんまり人が多くないのであれば良いですが、やはり人で混雑しているとマスク着用して買い物をしています。
カフェやレストランもマスク着用不要?
はい。不要です!
ドイツは欧州の中でも慎重だったのか、3月末まではマスク着用必須でした。そして3月中旬頃までは、まだ3Gルール(3G Regel)でした。
※3Gルールとは以下の3つです。
1)Geimpft(コロナ予防接種済/要証明提示)
2)Genesen(コロナ罹患回復済/要証明提示)
3)Getestet(コロナテスト済/要陰性証明提示)
長い長いコロナ禍での行動規制もほぼなくなり、
2022年4月からは、カフェやレストランも、3Gルール撤廃、マスク着用撤廃になりました。
日本とドイツのマスクの値段比較!
聞くところによると、日本でのマスクの値段が最安なのか?30枚で200円位らしい(1枚6.6円)ので、調べてみました。
そして驚愕、確かに安いですね!例えばこれとか。(51枚395円。1枚7.8円)
上記リンクを見た感じ、使い捨ての医療用マスクですね。
しかも、トレンドのくすみカラーで可愛いじゃないですか!こんなデザインと色合いは、日本ならではなのでしょうね。
機能性重視の「質実剛健のドイツ」 VS 華やかでデザイン重視の「華美柔弱(かびにゅうじゃく)な日本」、といったところでしょうか。(華美柔弱なんて初めて使ったわ・・)
誤解のないように書きますが、どちらの国にも文化特有の良さがあります。
ドイツの医療用マスク(Medizinisch Maske)
立体的になるように縫製された、使い捨て医療用マスク。
ドイツで手に入るものも、ほぼ中国製ですが、日本で手に入るほどのくすみカラーなんぞは存在しません。
少なくとも、ドイツamazonでは見なかったと記憶しています。医療カラーの青、そして白、黒やピンク、グリーンもありました。
我が家の場合、マスクはほぼドイツamazonで購入していたのですが、再度リサーチしたところ、50枚、7€(1枚14セント) というのがありました。
黒だと、50枚 8€(1枚16セント)です。
ドイツのFFP2(米国KN95)マスク
過去のブログ記事を調べると、バイエルン州では、このFFP2マスク着用必須が2021年1月中旬から1年以上続きました。
アメリカなどで言うところの、KN95マスクというものです。
こちらのFFP2マスクは、同じくドイツamazonまたは、薬局、もしくはスーパー(激安)で購入していました。
FFP2マスク着用義務化が始まった当初こそ、1枚5€という破格値で販売されていましたが、現在は1枚78セントくらいで個別包装で販売されていることもあります。
再度amazonで調べてみましたが、大体 20枚で約16€ (1枚80セント)です。ドラッグストアだと、20枚が20€(1枚1€)で販売されていました。
感染者の増える秋冬は品薄傾向で、季節の変わり目に念の為ストックを、と思って買いに行くと同じように考える人が多いのか、手に入れるのが大変でした。
ただ、会社勤めの方はマスクや迅速テストキット、消毒液などは会社で支給される方もいらっしゃいますよね。
また、我が家が基本的に元々引きこもり体質なので、それほどマスクの消費量が多くはなかったです。
まとめ
ということで、医療用のマスクで言えば、日本とドイツはデザインにも価格にも差がありました。
ドイツで手に入るマスクも中国製が多いので、輸送コストを考えると日本で入手できるものと比べると高くなりますね。
日本の方が遥かにデザイン性が優れているのは、羨ましい限りですが・・。
逆に、日本ではFFP2マスクを着用する方はいらっしゃるのでしょうか。
この春の花粉の季節にも、FFP2マスクが活躍しそうだなと個人的には密かに思います。
どちらにしても、昨年に比べて自由に行動することができて、嬉しい限りです。