ドイツにシングルマザーで母子移住。
パパが日本で働いて資金サポートをしてくれる母子移住とは、ワケが違います。
前回の記事で資金について触れていますが、年長の子ども一人&親一人であっても
就労状況、見込み収入額にもよるものの
ポイント
- 一年滞在なら最低100万円
- 二年以上滞在なら200万円以上が望ましい
と、書きました。
※追記※上記はどちらも、移住後すぐに収入見込みがある場合です。
そして、これは渡独後の予算です。
ドイツに母子移住の予算は?私の場合。
ドイツ国籍を保有している子ども一人と、その保護者(私)の場合で
少なく見積もって、渡独前には約30万円かかりました。
その内訳は
- 親子の飛行機チケット:15万円
- 日本からドイツへの荷物(船便)10箱:10万円 ※重さによります。
- 予備:5万円
私がお金をかけずにできたことは、以下の6つです。
- 日本国内引越し
- 渡独3週間前の生活費(実家に居候)
- 渡独当日の空港までの交通費
- ビザ発行手続き
- 保険加入手続き
- 子どもの学校入学手続き
順に解説すると、
- 日本で最後に住んでいた住居と実家が同じ地区にあったので、何回かに分けて家族に引越を手伝ってもらいました。
- 実家に父と同居している兄夫婦に、相当お世話になりました。
- 家族が車で2時間か3時間くらいある距離を空港まで送ってくれました。
- 元夫が担当しました。
- ドイツでの就労予定先の方が事務手続きをしてくれました。
- 元義母と元夫が共同で。(猛烈な呼び寄せコールをした責任を感じていたかもしれません)
ドイツに母子移住の予算は?母子共に日本人の場合。
もし、あなたがドイツ語が堪能で書類業務に精通していて時間もたくさんあるのなら、節約できるところは沢山あるかもしれません。でも、もしそうでなかったら。
ママも子どもも日本人家庭であれば
ポイント
- ビザ取得代行
- 保険加入代行
- 各種証明書翻訳
- 国際免許証発行(必要なら)
などのサービスを利用するかと思いますので、恐らく最低50万円くらいはかかると想像します。
でもこれはあくまでも、親一人&子一人の予算です。
状況によっては、代行業者への支払いだけでそれくらいかかってしまうかもしれません。
ただ、何ごとにも言えますが、ある程度お金がかかっても
その道に精通しているプロに任せた方が、時間・労力・精神力を節約できますよね。
メモ
渡独後予算の100万円の半分は、敷金・家賃・食費・生活費にすぐに消える計算です。
※住む地区・アパートの広さによっても大分変わります。
最後に。
いかがでしたでしょうか。
家族移住もそうですが、親子2人だけでもかなりの資金が必要です。
今まで、状況は違えど母子移住&単身移住も含め、この予算計算をすっ飛ばして移住計画をされていた方に、数名お会いしたことがあります。
かく言う私も、東日本大震災後にドイツの元家族から何度も猛烈な呼び寄せコールがあって
3度目に腹をくくって移住を決意したわけですが、予算計算が甘かったです。
実のところ、100万円も用意できませんでした。
この永住を視野に入れたドイツへの母子移住時に一番助けてもらったのは
言うまでもなく、日本の自分の家族や親戚、友人たち、ドイツの元家族たちでした。
親戚や家族たちからのお餞別代だけでも、渡独前に必要だった金額になり、涙しました。
渡独後もすったもんだがあり、数ヶ月間はかなり大変でしたが、辛いことがある度に、移住時のたくさんの人たちの愛と助けのおかげで自分たちが生かされていることを思い出し、恩返しのためにと、今なお感謝を心に刻み真摯に日々を積み重ねています。
もし仮にあなたがシングルマザーで移住を決意しているのなら
是非周りの方々との関係性についても見つめてみてくださいね。
きっとあなたの周りにも、気がつかないところに、愛をもって支えてくれている方々がいるはずですから。