ドイツの子育て

ドイツのティーンは16歳から合法的にお酒が飲める。14歳からも・・?喫煙は?

  1. HOME >
  2. ドイツの子育て >

ドイツのティーンは16歳から合法的にお酒が飲める。14歳からも・・?喫煙は?

ティーンとお酒。

ドイツではびっくりすることに、16歳から合法です。

法律でOKとなっています。

我が家の娘も16歳になった誕生日に、

「ママ、わたしお祝いに赤ワインを飲みたい」

と色指定、お酒の種類指定で言ってきました。

ドイツ人パパが全く厳しくないのと、

ドイツの家族や親せきも普通にお酒を楽しむ人ばかりなので、

むしろ

sunny
あぁ、やっと飲酒解禁になったのねぇ。

と、なんとなく親の役目が半分終了した感がありました。

わたしはお酒を飲まないのですけどね。笑

(体質に合わない)

ドイツのティーンの喫煙と飲酒事情。

ちょっと大きなテーマになってしまいましたが、

ティーンあるあるネタとして

あくまでも、我が家の娘が14-15歳のときの経験談です。

ちょうどその頃、クラスの男子や別のクラスの子たちの中で

飲酒や喫煙を始めた子たちの話題がありました。

ドイツでは小学生でも中学生でも、留年する子はたまにいるので、

クラスの中に年齢が最大2歳前後違う子がいるため

飲酒については(喫煙もですが)自己責任なんだろうなくらいに思っていました。

ただ聞いていくと、娘と同じ年頃の14歳や15歳。

sunny
いや・・。それはあり得ないね。

と思いつつ、いつものように

sunny
「で、あなたはそれについてどう思うの?」

と聞いてみました。

娘「その子たちはさ、隠れて吸っていたり、

多分、親に許可をもらって飲んでいたりするみたいなんだけど、

男子によくある

”俺ってかっこいい”とかさ、

”俺って大人”とかって

見せたい感じだよね」

なるほど。まぁ、そうだよね。

(どこの国でも同じなような・・)

ただ、家族や親せき、友だちや近所の人で

飲酒や喫煙が毎日の日常にある人がそばにいれば

自ずと興味を持つだろうし、

年齢関係なく始めてしまうものかもしれません。

ちなみに、我が家は私が飲酒も喫煙もしないので

(単純に体に合わない)

ほとんど家には置いていませんが

例えば娘のパパや伯父、娘の成人した従姉

私のパートナー

仕事仲間や友人などには

飲酒・喫煙が日常的な人もいるので

飲酒・喫煙のある生活とない生活、

どちらの生活スタイルも

恐らく娘は感覚的にわかっているかと思います。
(そう信じよう)

ドイツにおける飲酒と喫煙の許可年齢について調べてみた。

ということで、ドイツでティーンのお子さんがいらっしゃる方は

今一度おさらいをしておきましょう。

<飲酒(アルコール)>

一般的に14歳未満の飲酒は禁止。

もちろん、レストラン、販売店、

または公共の場での渡されることも禁止。

↓ここからが大事↓

ただ、親または他の親権者が同席し

許可している場合、

14歳または15歳の若者は

ビール・ワイン・スパークリングワインを

飲むことができる。

スーパー等では、

16歳未満のアルコール販売は禁止。

sunny
親同伴で許可してるならOKだったのね・・

16歳以上は、

ビール・ワイン・スパークリングワインの購入可。

※もちろん身分証明書提出必須です。

ただし、例外はスピリッツなどの

高品質アルコール飲料は

両親同伴している場合でも

レストラン、販売店など

一般に18歳からのみ購入&飲酒可能。

<喫煙(タバコ)>

18歳未満の喫煙は禁止。

念のためにもう一度。

  • お酒(ビール・ワイン・スパークリングワイン)は14歳から親同伴&許可でOK。
  • お酒(ビール・ワイン・スパークリングワイン)は16歳以上は購入できるしOK。
  • お酒(スピリッツなどの高品質アルコール飲料)は18歳からOK。

我が家のドイツ流子育て。「全ては自己責任」

ということで、当時は若干衝撃を感じつつも

娘の通う学校は富裕層も多いので

親のお金で遊んで、クラブで出会った年上のお兄さんたちに

タバコやお酒を教えてもらう流れかもしれませんね。

そうしてドラッグを始める子もいますので、

ティーン時代の友人関係には、要注意です。

(良い富裕層ももちろんいるし、富裕層だけに限らない)

そんなことも踏まえて、

我が家は子どもが遊びまくれるお金を渡していませんが
一応、この件についての話はしました。

sunny
ママは体に合わないからどちらもしないんだけど、

お酒もタバコもあなたの選択であり、あなたの健康や将来も全て自己責任だからね。

ただ、ドイツにいればドイツのルール、日本にいれば日本のルールを守ってね。

ティーンですしね。

大人が美味しそうに飲むアルコールを

飲んでみたくもなりますよね。

今では娘も娘の親友たちも晴れて16歳になりました。

プチお泊り会やプチ誕生日会(コロナなので少人数)では

親公認で安いワインを飲んでいます。

(女子同士で、ちゃんとリミットを決めているそう)

あ、安いと言ってもドイツは質の良いお酒が日本よりも安いです。

(酒好きの友人談)

お友だちの中では、男子の友だちとハメを外しすぎて

酔っぱらって親にお迎えに来てもらうような子もいたようですが、

娘の場合、なぜか私よりもしっかりしている性格なので

「お酒に飲まれる」ということはないようです。

というか、もしあったとしても

上記全てがティーン時代の経験として

必要なことかと思っています。

そしていつも言うように

sunny
「全ては自己責任。あなたの人生はあなたのもの」

と、ある意味彼女を信頼して手放しています。

ただ、多くの人が「ソフト中毒症」になりやすい

アルコールやタバコなので、

できれば、ティーン時代に「中毒症」について

再度対話をする機会を設けたいなと思っています。

最後に

ティーンの時代って、かなり多感な時期ですよね。

普通だったら、親の話なんて耳を貸しません。

少なくとも私はそうでした。

タバコもお酒もティーン時代に友だちと一緒に経験しました。

自分の親とタバコとお酒についての話をする機会なんて

ありませんでした。(そもそも兄たちが始めていたので)

でも、一応ドイツで外国人として住んでいる一人親の私が

きちんと一人娘を育てるという責任感もありますので

(ドイツの元義両親への恩返しという気持ちもある)

あれこれ考えつつ、歩み寄りつつ、対話するようにしてます。

娘が成人して大人になったら

親子で落ち着いてお酒を飲みに行けたら

楽しいだろうな、なんて思います。

私はアルコールフリーカクテルで。

<あわせて読みたい>

「もし十代の子どもが薬物にはまってしまったら。親ができることって何?」

-ドイツの子育て
-, , , , ,